クロード・モネ

クロード・モネ『ひなげし』

クロード・モネ『ひなげし』

モネの作品クロード・モネ『ひなげし』 1873年

印象派の画家クロード・モネの『ひなげし』(『アルジャントゥイユのひなげし』とも言います)は、真夏の穏やかに晴れた日の何気ない日常を描いた絵で、印象派の絵の代表作としても挙げられます。

絵の描かれている場所は、パリ北西、セーヌ川近くの街アルジャントゥイユ郊外のひなげしの花がたくさん咲いている坂道で、右下の日傘を持った母親はモネの妻カミーユ。隣を追いかける帽子をかぶった男の子は息子のジャンがモデルとなっています。

アルジャントゥイユは、モネが、普仏戦争やパリ・コミューンを避け、1871年に落ち着いた場所で、この地にはマネやルノワール、シスレーなども訪れます。

モネの『ひなげし』は、同じ場所、同じ季節が舞台となったルノワールの『草原の坂道(夏の田舎道)』との類似性も指摘されています。

ルノワール『草原の坂道』オーギュスト・ルノワール『草原の坂道』 1875年頃

モネは、1874年にナダールのスタジオで開かれた第1回「印象派展」に『ひなげし』を出品します。

J.B.フォールとエティエンヌ・モロー=ネラトンの二人の熱心で批評眼に長けたコレクターも、この『ひなげし』に惹かれ、所有者となりました。

制作年 : 1873年 / 技法 : 油彩、画布 / サイズ : 50×65cm / 所蔵 : オルセー美術館、フランス